つくった書籍を、1人でも多くの読者に届ける。
出版社は本づくりも大切だし、
それと同等に本屋さんなどのお取り扱い店さんや読者にお届けするための流通システム
を組成することも大事です。
灯光舎の書籍の流通については、東京にある「トランスビュー」という出版社さんにお願いしています。
出版社が出版社に流通を依頼・・・?と思われる方もおられると思いますが、
これはまたいつの日かお話したいと思います。
気になる方は、苦楽堂さんから刊行されている『まっ直ぐに本を売る』をご覧ください。
トランスビューさんの興味深いお話はもとより、他にも流通システムに関わる話もあります。
トランスビューさんには灯光舎の書籍を書店さんへの流通を全て引き受けていただいています。
本当に出版社として助かります。
しかし、灯光舎の小雑誌「ampersand:アンパサンド」については、小社との直接お取引きのみで店舗様にはお願いしようと思っています。
トランスビューさんに流通をお願いするわけでなく、直接自社でやろうということです。
大きな理由があるわけではないのですが、
以前に下記のようなことをブログに書かせていただきました。
別に考察をしたいわけではないのですが、自社の小雑誌『アンパサンド』を
直販にしたい理由がそれなのです。
流通にのせてしまえば楽なのですが、
直販だと直接お店と話すことになるし、自分たちで売りにいかないといけない。
つまりは届ける行為が人とのつながりを生んで、
さらに活動や思考の幅を広げてくれる。
この労力は手間ではなく、価値のある行為だと僕は思っています。
自社の小雑誌『アンパサンド』を直接取引することでどうなるかはわかりませんが、
試験的にもそうしようと思います。
それほど深いことは考えておりません。
いろいろなことを試していければと思います。
ブログ:「本を売る」=「人のつながり」より
このゆるい主張には、いろいろ付け加えないといけない部分がありますが、
平たく言えばこう考えています。
直接の取引には、経済的、労力の部分でお店と出版社お互いに負担になる部分も出てくると思います。
しかし、売っていただけるお店の方とやりとりすることに何かしらの学びや気づきがあるのではないかと漠然と考えています。
そして、流通全般を考えるきっかけになるかもしれない。
メリット・デメリットを体験することでこの分野にも自分なりの考えが
持てるようになると思っております。
新しい流通を提唱したいわけではない。
業界全体でも重要な部分について多くの体験が必要じゃないかと、ただただそう思うわけです
3月下旬ごろには商品が完成いたします。
楽しみです。