2019年に船出した出版社・灯光舎です
人と暮らしのなかに潜む文学っぽい
何かに魅かれて本を編んでいます
お知らせ
音楽、クラフトビール、TikTok、豆腐屋、祭祀、ロックフェスに伝統劇――
多彩な書き手が一堂に会し、それぞれの視点と切り口で描く、ファンキーな中国体験記!
音楽家や収集家、映画祭主催者、祭祀採音者、研究者など13人が集まり、自身の体験した「中国」をそれぞれが思う存分に綴ったエッセイ集を刊行。
80年代の「魔都」上海と食の記憶、中国の村に出現したド派手なステージでのライブ、TikTok で見つけた瀋陽公園で溌溂と踊る人々。70年代の文革期から現代中国という時代をまたにかけ、北京の胡同(フートン)から雲南省、 果てはフランスや台湾、モンゴルにまでエッセイの舞台が広がっていく。
「旅にも行かないし、温泉も好きではないし、物事が続いた試しもない。この冊子はそういう地味な人間が書いている」
ふとした時に、頭の中をすっと横切る追憶をつかまえて、
思うままに書きました。
誰かの旅の話を聞いて、ふと自身の旅情が沸き立つことがあるように、
僕の懐古談もまた、だれかの懐旧に触れることができれば幸いです。
【訂正のお知らせと誤植のお詫び】
『キミは文学を知らない。:小説家・山本兼一とわたしの好きな「文学」のこと』
P.14冒頭にある賤ケ岳の記述について誤りがありました。
「岐阜県の賤ケ岳を歩いたときも」とありますが、正しくは「滋賀県の賤ケ岳を歩いたときも」です。謹んでお詫びを申し上げます。