前回のブログの続き…
「灯光舎予算」を編成してから数日が経ちました。
何というのでしょうか・・・お金をうみだすのは大変、使うのはとても簡単なのです。
わかってはいたけれど、実感が伴っていなかった。
「馬に乗ってみよ人に添うてみよ」という感じ。
さて、灯光舎予算からどんな戦利品を獲得したかを少しだけご紹介したいなと思います。

東京の高円寺にある「Amleteron」さんのTwitterで見かけた書籍「ハリー・スミスは語る」を同店から購入。
小社のAMPERSANDを置いていただいているお店です。
店主さんとメールでやりとりをしている時に直接購入をお願いしました。
グッと見るものを惹きつける印象的なカバーに惚れました。
カバーのデザインには、今後もこだわってやりたい自分にとっては一つの参考になる本でもあります。

京都に昨年できた古本屋「開風社 待賢ブックセンター」さんで購入。
小社よりも先輩ですが、ほとんど時期を同じくして立ち上がったお店で、僕よりも若い店主が一人でがんばっています。
良い本がお手ごろな値段で購入できるお店ですし、新刊も取り扱ってらっしゃいます。
新刊のラインナップも、店主の個性が光ります。
ホッファーや稲垣足穂を購して、岡倉天心の本は茶の湯の本もあってそれすら読めていない状況を自覚しながらの購入。僕にとってはこういう美術書を持つことが一つの見栄になっているかも・・。積読、積読。

京都の古本屋で有名店の1つと言える古書・善行堂さんで購入。
なんでしょう、感覚的なものなのですが、近現代の日本の文学作品(かなり雑な言い方で申し訳ない)は善行堂か修学院のバヒュッテでしか今のところ買いません。
僕は文学の素養のない人間なので、良い道しるべとして信頼できる人がいるお店で購入したくなるのです。
室生犀星は自分で選びましたが、壺井栄は善行堂の山本店主にお勧めいただきました。
これもページを開くのが楽しみです。
山本さんが、コロナの影響の深刻さを体感する一方で、本の力、本を通じて築かれた人との絆の大切さを改めて実感したと語られていました。